俺の気持ち/真田3/8


部活を途中から参加した。



今日はなかなかいい練習ができた。



部活が終わって一年の指導した後、部室に戻った。



「真田君、ちょっといいですか?」



部室に入るなり、柳生に話しかけられた。



「なんだ。」



「このプリント、咲原さんから預かりました。目を通しておいてほしいと言ってましたよ。」



「咲原?いつだ。」



「先ほどです。真田君が忙しそうなので、渡してほしいと頼まれました。」



「そうか。すまない。」



そう言葉で言ったものの、なんとなくモヤモヤしたものが残る。



何で俺に直接渡してくれなかった?



何でこんなことを思うのだろう。



考えてもわからない。



「いえいえ。では。」



気がつけば、部室には誰もいなかった。



ふと今日は幸村のお見舞いに行く日だったことを思い出し、素早く部室を出た。







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