final/跡部4/10


誘われた理由…。



まぁたぶん、テニス部のついでかな。



跡部と仲良くなったのをきっかけにテニス部のレギュラー陣と何度か話したことがある。



確かあれは2回目ぐらいからだった。



「俺、咲原さんに一目惚れしたわ。」



おっしーにそう言われた。



半分冗談だと思うから相手にしてないけど。



だからもしかすると、おっしーが私も呼ぼうって言ったのかも。



あいつ本気なのかな?



でも私は。



たぶん、跡部が好き。



いや、好きなんだけど。



これ認めたらあの野次馬と一緒になるような気がして認めたくない。



そんなことを考えていたら10時になっていた。



ピーンポーン。



『はーい!』



ガチャ。



「行くぞ。」



強引なところはあの時から変わってないな、なんて思った。






- 44 -


[*前] | [次#]
ページ:




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -