第二ボタンの謎〜氷帝編〜1/6
卒業式当日。
今日で氷帝学園中等部生ではなくなってしまう。
「ジロー!」
咲原は芥川のところへ駆け寄る。
「あぁ?あー咲原かぁ…」
芥川は学園の庭で寝ていた。
「俺、校長先生の話聞いてたら眠くzzz…」
話している間に寝てしまった。
「ジロー、起きてよー!」
咲原と芥川は2年の時から一緒のクラスだ。。なぜだか波長があうようで二人で、又はその他大勢とも一緒に話をしていた。
ただ、芥川には眠ってしまうくせがあり、そこがかわいいんだよなと思いつつ、今日ぐらいは起きてほしいと思った咲原だった。
なぜなら今日は卒業式。お別れの日でもあるからだ。
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