忍び隊V 第2話4/4
『あの、1つ聞きたいことが。』
詩「なぁに?」
『なんで精市さんが運命の王子様なんですか?』
詩「私を絶体絶命のピンチから救ってくれたんだよ!もう死ぬのかなと思ったら騎士のごとく!」
その言葉を聞いて1つ思い当たる時がありました。
九井さんが詩織ちゃんを狙った時です。
『なるほど…ありがとうございます。』
詩「じゃあまた明日来るから!」
詩織ちゃんはスタスタと帰っていきました。
この時はただのいつもの訓練だし、と思っていたのです。
詩織ちゃんはただ精市さんと話したいだけなんだと思っていました。
だから許可をしたんです。
――――――――――――――あんなことが起こるとわかっていれば、止めていたのに。
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