忍び隊V 第2話1/4


放課後。



今日は裏テニス部のミーティングでした。



詩織ちゃんに部活は入らないのかと聞くと、家で勉強しなくちゃいけないので入らないと言っていました。



この場合の勉強は学校の勉強ではなく、園田の跡取りとしての勉強です。



ふと、気がついて家はどうするのかと聞いたら、マンションを借りたので問題ないと言っていました。



ちなみにあの誘拐事件があったため、メイドを2人ほど連れてきたそうです。



『さて、今日のミーティングですが。』



いつも通り、ミーティングを始めました。



『本当は特に話すことはないと思っていたのですが…』



真「何か事件でも起こったのか?」



『事件、とまではいかないのですが…』



柳「もしかして転校生のことか?確か彼女は忍のいとこだったな。」



『さすが蓮二さん。そうなんです。』



丸「そーいえば美少女転校生が来たって噂になってたな。」



切「2年もちょっと噂になってたっすよ。」



『それなら話が早いです。………実は詩織ちゃんが弟子にしてくれと頼みこんできまして。どうしようかなと。』



柳生「そのいとこさんは裏テニス部のことを知ってるんですか?」



『はい。一応親戚は知ってるんです。』



ジャ「でも普通の女の子をここには入れられないだろ。」



仁「まさかそいつにも戦う力があるとか言わんじゃろ?」



『普通の女の子ですよ。お金持ちですけどね。』



真「なら入れないほうがいい。ケガでもしたら大変だ。」



弦一郎さんの言葉にみんなうなずきました。



全員一致で入れないほうがいいということになりました。




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