忍び隊W 第4話 1/4
赤「えっと、まずは………仁王先輩のところに行きましょう。」
赤也さんについて行くとコートのベンチに雅治さんが座っていました。
赤「仁王先輩。」
仁「うん?何か用か?」
『た、タオル持ってきた。』
あらかじめ話し合っておいたセリフをいいます。
仁「おぉ、ありがとさん。」
赤「柳生先輩は今日来てるですか?」
仁「サボリ。」
比呂士さんがサボリ!?
雅治さんのペテンでしょうか。
でもいくらなんでも嘘をつくのが下手すぎるような…
赤「またサボリッスか…」
比「そうですよ。」
いきなり声がふってきて、声がしたほうをみると比呂士さんが立っていました。
しかし、髪型も眼鏡も変わっていないのに、服装を――制服を着くずしています。
『なんで!』
紳士比呂士さんが!
比「部活に出るかどうかは私の勝手でしょう。とやかく言われる筋合いはありません。」
口調は丁寧なのに言っている内容がひどいです!
仁「じゃあお前さんはなんでここに来たんだ。」
比「私の話が聞こえたからですよ。まぁせいぜい私に腕が落ちたと言われないように精進するんですね。」
そう言って比呂士さんは門のほう……………………ではなく、校舎のほうに去っていきました。
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