忍び隊V 第5話7/9
『さて皆さん行きましょうか。』
山を降りてお母さんに幻のひまわりを渡さなくてはいけません。
『詩織ちゃんは私が背負って』
詩「忍ちゃんは精市くんと一緒に行って。精市くん腕ケガしてるから何かあったら大変だし。私は雅治くんに背負ってもらうから。」
仁「俺か?…全く仕方ないのぅ。」
雅治さんはひょいと詩織ちゃんを背負ってしまいました。
『えっいいんですか?』
幸「俺なら大丈夫だよ?」
仁「気にしなさんな。万が一ということがある。」
『じゃあお願いします。』
今度は私を一番後ろにして山を降りはじめました。
詩「忍ちゃんには精市くんと一緒にいてもらわないとね。」
仁「だな。」
そう言って詩織ちゃんと雅治さんが笑っていたのを私は知りませんでした。
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