忍び隊V 第5話4/9


『精市さん!詩織ちゃん!』



赤也さんの見つけましたという声が聞こえたので近寄ると2人ともいました。



『良かった…』



私は安心して力が抜けてしまい、その場に座り込みました。



『返事がなかったから何かあったのかと…』



柳「たいした高さではないな。これならケガ程度ですむだろう。」



歩いてきた距離からいうと蓮二さんのいうとおりでした。



真「最初、上の方から声が聞こえなかったか?」



幸「うーん、何も。どうやら少しの間気を失ってたみたいだね。」



柳生「そういうことですか。何であれ見つかって良かったです。」



幸「あれ、丸井とジャッカルは?」



仁「今は幻のひまわりの探索に行ってるぜよ。」



幸「それは助かる。園田さんが…」



詩「落ちた時、足をひねったみたいで。」



『骨は大丈夫ですか?』



詩「さっき精市くんに診てもらったけど大丈夫みたい。」



『応急処置をしておきますね。』



詩「ありがとう。」



私は何かあった時のための救急箱を取り出して応急手当てをしました。



終わった後、遠くのほうからおーいという声が聞こえてきました。




- 92 -


[*前] | [次#]
ページ:




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -