忍び隊V 第5話2/9


幸村と詩織。



詩「ごめん。動けなくて…精市くんだけでも行っていいよ?みんなも連れてきてくれれば。」



幸村が背負っていくことも考えたが、落ちた時、幸村は左腕をケガしてしまい、持てなかった。



幸「君1人を置いていくのは大変だ。それにあいつらなら俺たちを探しだしてくれるよ。」



詩「そう………」



詩織は何か寂しさを感じていた。



詩「ねぇ精市くん。私、ずっとあの時のお礼言いたかったの。」



幸「あの時?」



詩「人質で九井って人に殺されそうになった時。もう死んじゃうのかなって思った。ありがとう。」



幸「あぁ、あの時…」



詩「…精市くんてさ、好きな子いる?」



幸「唐突だね。…秘密って答えておこうかな?」



詩「もしかして、忍ちゃん?」





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