忍び隊V 第5話1/9


私たちは精市さんたちを探すべく、山を降りていました。



仁「あいつが死ぬわけなか。そんな顔をするな、忍。」



『えっ…?』



雅治さんが小声で話しかけてきました。



仁「顔に出とる。心配なのはわかるが落ち着くの大事だ。」



『…精市さんたちは私の不注意で落ちたんです。もしものことがあったら私…』



仁「本当にそれだけか?その言い方じゃあ責任をおうのが怖いみたいに聞こえるのぅ。」



『そんなんじゃありません!2人の身が心配で』



仁「それでいい。嘘はついちゃいかんぜよ。たとえ自分の心でも。」



自分の心にも…?



柳「この辺だろうか。」



柳生「幸村くーん!園田さーん!」



切「返事ないっすね。」



柳「何らかの理由で返事ができないのかもしれない。歩いて探そう。」




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