忍び隊V 第4話4/6
半分くらい登った時でした。
少し道が狭くなってきました。
右側が急な崖になっています。
足を踏み外したら真っ暗なのでどのくらい落ちるかわかりません。
『気をつけてくださいね。』
明かりは個人の懐中電灯のみです。
月は曇っていて出ていません。
切「何でッスか!?おかしくないッスか!」
仁「そんなことあらんよ。」
何か赤也さんと雅治さんが話しているようでした。
『何か水の音がしますね。』
私が水の音に気をとらわれている時でした。
詩「キャッ!!」
幸「危ない!!」
いきなり2人の声が聞こえて、ドサッとという音が聞こえました。
振り向くと詩織ちゃんと精市さんがいませんでした。
『えっ!?』
真「幸村!」
弦一郎さんは崖に向かって声をかけていました。
- 86 -
[*前] | [次#]
ページ: