……現在チャットルームには誰もいません

……現在チャットルームには誰もいません

……現在チャットルームには誰もいません

ケムリンさんが入室しました

「こーんばーんわー!!」

「みんなのミラクルアイドルケムリンちゃんですよっと!!」

「あれあれ?今日は私が1番乗り??」

シエスタさんが入室しました

≪ちーっす≫

「きゃーっ!!」

「シエスタさんじゃないですかー!!」

「お久しぶりですぅ〜」

[内緒モード:お前来んなよ去れ]

≪お久しぶりです≫

[内緒モード:っせーな。俺が来たいときに来て何が悪い]

[内緒モード:三年寝太郎は大人しく寝てろよ]

「シエスタさん、なかなか上がってきてくれないんだもーん」

「ケムリンちゃん超淋しかったぁ〜」

[内緒モード:キモい]

[内緒モード:仕方ねぇだろ!こーゆーキャラなんだから!!]

≪ははっ、すみませんw≫

ジャックさんが入室しました

【ばんわーっ!!!】

≪ちーっす≫

「ジャックさぁぁぁあああんっ!!」

「ケムリンちゃん超待ってましたぁ〜!」

【わー!!シエスタさんお久しぶりです!!】

【すっかり忘れられちゃったのかと思ってました】

≪すみません≫

≪ちょっと忙しくて≫

【ケムリンさんも相変わらず面白いですね!】

[内緒モード:何が忙しくて、だ]

[内緒モード:寝てただけだろーがっ]

[内緒モード:うるせぇ]

「やだ、ジャックさんたらっ!」

「そんなに褒めないで///」

[内緒モード:キモい]

【あははっ】

【ケムリンさんって本当面白い!!】

「ところでぇ〜」

「シエスタさんて」

「普段何してるんですかぁ〜?」

【あ、それ私も気になる!!】

【普段あんまりチャットに来ないし】

【リアルが忙しいんですか!?】

[内緒モード:てめぇ……]

[内緒モード:ほらルフィが知りたがってんだから]

[内緒モード:早く答えろよw]

≪えーっと……部活が忙しくて≫

【部活ですか!!なんの部活やってるんですか?】

≪あー、剣道部っす≫

【剣道部!!】

【おれの幼なじみと一緒だ!!!】

【いっつも遅くまで稽古してて】

【大変そうだけど、楽しそうにやってんだ!】

【シエスタさんも、剣道楽しいですか?】

≪あぁ。物凄く≫

【そっか!!】

「やぁぁぁああああんっ!!」

「ケムリンちゃんを差し置いて」

「二人でラブラブしないでくださいよぅっ!!」

≪はは、すいません≫

【ごめんなさい】

【なんかシエスタさんって】

【さっき言った幼なじみにすげぇよく似てて】

【めっちゃ話やすいんです!!】

[内緒モード:てめぇぇぇっ!!!]

[内緒モード:何なんかちょっといい雰囲気を作っていやがる!!]

≪ありがとうございます≫

≪自分もジャックさんは話しやすいっす≫

[内緒モード:無視すんなぁぁあああっ!!!]

【あははっ!なんか嬉しい!】

【あ、すいません】

【ちょっと用が出来たので今日はもう落ちます】

「えーっ!!落ちちゃうんですかぁ!!」

「今日全然ジャックさんと話せなかったぁ……」

【ごめんなさい!!】

【明日いっぱい話しましょう!!】

【おやすみなさい!】

ジャックさんが退室しました

[内緒モード:おい、さっきから何黙りこくってやがる]

[内緒モード:うるせぇ]
≪自分も今日は落ちます≫

≪おやすみなさい≫

「えー!!シエスタさんも落ちちゃうんですかぁ!!!」

シエスタさんが退室しました

「あーっ!!」

「無視するなんて酷ぉい」

「……私も落ちよーっと」

「おやすー」

ケムリンさんが退室しました

……現在チャットルームには誰もいません

……現在チャットルームには誰もいません

……現在チャットルームには誰もいません



*****

「イマイチ盛り上がらないなぁ」

ローはシャープペンシルを手元でくるくると弄びながら、ディスプレイに記されている文字の羅列を見てつまらなさそうに呟いた。

「なんかもっと盛り上がる材料はないかな……?どう思う、ベポ」

「キャプテン、おれにはわからないよ」

「もう少し、人数を増やしてみるか……?」

手元のキーボードをいじりページを次々と開いていく。

「見つけた」

にやりと楽しそうに口を歪ませると携帯を取り出して何やら操作をはじめる。用が終わったのか、携帯をぱちりと閉じて椅子から立ち上がる。

「キャプテン?」

「あぁ、そうだ。おまえも明日からチャットに参加しろよ」

「えぇぇっ!!」

「起きたらパソコン買いに行くぞ」

「え、キャプテン!!おれパソコンなんか使えないよ!!」


次のチャットは明日。



仮面ティーパーティー



…………
DRRRパロディその2
まだ続く、かも





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