唐突に始まって唐突に終わります
「エース、エース、エース…!ひぅっ……や、ぁあっ…エースぅっ…」
「………ルフィ…っ」
「エース、すき、す、きだ……エー、ス…ぁっ、好きぃ…あぁっ、んやぁあ!」
「ルフィっ…!好きだ…ルフィ、好きだ、愛してる……!」
「ひゃぁあっ!……おれ、おれも、エース…はぁ、あい…っ…してる、ぅああ、やっ…んぁぁああっ!」
二人の荒い息が整うころ、ルフィはゆるゆると立ち上がりタオルを手に風呂場へ向かった。部屋を出る手前でまだ寝ているエースに向かって掠れた声で言葉を投げる。
「……なぁ、さっきの」
「………」
「わかってると思うけど、嘘だから」
「………ああ」
「……シャワー浴びたら、おれ、帰るから」
「…………ああ」
「…………………ばいばい」
「…………………ああ」
閉ざされた扉を隔てて静かに涙の落ちる音がした。
………
互いを思って別れる的な悲恋に萌えます