瞬くというよりは
彼女はとてもまぶしくて、土の中で過ごしている私などが見たらきっと目がつぶれてしまうのです。幼い頃からそうでした。彼女は瞬く星などよりよっぽど目映いのです。
ですから私は彼女を直視できずに色付きのその眼鏡を手に取ったのです。
ですが彼女は私のそれを奪い取ってその、きらきら光る目を細めて笑うのです。
「色眼鏡越しなんかで、好きな男に見られたくないわ。それにねノボリ、貴方にこれ、すごく似合わないわよ」
瞬くというよりは
[
目次
]
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -