孤独だとは知りたくなかった
頑張ればなんとかなる。そんな子供らしい精神論をきっと俺は心のどこかでいまだに信じていたのだ。
耳の奥で自分をなじる声がわんわんと響いている。
網膜には力なく崩れ落ちた彼女の姿が焼き付いている。
はた、と恐ろしいことに気がついた。
自分が手をかけた女の娘に、自分はどんな顔をして会うつもりだったのか
孤独だとは知りたくなかった
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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