傲慢な救済
親もおつきの人も許婚も皆みんな死んじゃえばいいのに、と思っていたら全員殺された。
で、その犯人が今の私の恋人である。
ん゛、と手を出されたので水の入ったコップを渡すとがぶがぶと飲み干す。
「すっかり夫婦ねぇ」
ルッスが関心したようにそう言い、亭主関白だ、とベルが言う。
「ねぇスクアーロ、私ね好きでもない相手に嫁いでそうして死んでいくなんてまっぴらだったの」
だから、ありがとうね。というと彼の耳が赤くなっていた。
傲慢な救済
[
目次
]
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -