Story
現在時刻午前七時。もうそろそろ起きなければ学校に遅刻する頃合だ。
「にいさーん」
起きて、と揺さぶるも兄さんはあともう少しと布団を放さない。
寝顔が可愛いすぎるのが災いして僕は無理やり布団を引っぺがす事ができない。
「兄さん、遅刻しちゃうよ」
「後十時間……」
「休むつもり?」
そんなの駄目だよ確かにこんなに可愛い兄さんを他の奴らに見せるつもりは毛頭無いけれどやっぱりちゃんと勉強してほしい。
「だからほら起きて」
「んん……」
何今の可愛い声。
これ以上はいろいろとやばい気がする僕が。僕が。
「ねぇ兄さん。起きないと、キスするよ?」
すると兄さんはばっ!と起き上がりおはよう雪男!と手を上げた。
(……………ちっ)
「とりあえず兄さん朝ごはん食べてよ」
「うーい」
だがしかし寝ぼけ眼で物を食べている兄さんは可愛いからよしとしよう。
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柚夏リク/雪男がきもい雪燐
書いてて自分の雪男はこれが通常運転だと思い知らされた。
リクエストありがとうそしてありがとう!
お持ち帰り/返品は柚夏のみ可!