Story
「ほう!発火機能もついているのか!いやこれはをエネルギー圧縮しているのかな?どちらにしても君を作った科学者はとても趣味がいいといわざるを得な」
白衣姿の女の台詞がぶった切られたのは女と向かい合って座っている赤目の男が口を手でふさいだからである。
「るせぇ。発火機能とか俺は機械か」
「いや私は君を機械とは思っていないよ。人間だと認識はしているけどね。そもそもうらわかき女性の口を上半身裸の男性がふさいでいるというのは絵面的に危ういものがあるよ」
「誰がうら若き女性だ」
「私が」
「はっ」
「なんだいその小ばかにしたような態度は。君を拾ってやったのは私だぜ」
「拾ってくれなんて頼んだ覚えはねぇよ」
「随分冷たい事を言うねぇ。君の製作者なき今、君の調整を出来るのは私だけだというのに。」
「黙れ」
「何たるひどい言い草。調整しているのが私だという事はつまり、君の命を繋いでいるの
は私という事なのにねぇ。あぁでも君は人造人間といわれるのが嫌いなんだっけ?」
そのせいで何人の人間が君のその発火機能の犠牲になったことか!と白衣の女は大げさ
に両手を広げる。
「お前もそのうちかっ消してやる」
赤目の男はそうじろりと女をにらむ。
「それは楽しみだ。それはそうと私は君に今の台詞と全く同じ殺人予告を君と出会って以来173回受け取っている、これはまったくすばらしいことだ!」
「何がだ」
男は不機嫌そうに問う。女はにやりと笑い男の唇に指を沿わす。
「ねぇザンザス。君が私を殺さないのは何でだろうね?生物兵器として生まれそして殺さ
れそうになった君を私が救ったからか?しかし君はそんな事に恩を感じたりはしないだろう。では何だ、私が居ないと君の調整者が居なくて君は死んでしまうからか?いや、君はそんな事かまわないだろう。ならば残る可能性は一つだ。
「君が私と相思相愛だということさ」
女はそう言って男に抱きつく。
「ザンザス、私は君という人間を、地球上で一番愛している。」
Ti amoと囁かれた男は間髪入れずに女をひっぺがす。
「なんだい無粋な」
「無粋なのはテメェだ」
そう言って男は女の唇に噛み付くようなキスをした。
------------------------------誕生日を祝い損ねたので。
やっぱり陰謀とかいろいろあってそれの犠牲者な人だと思うので人造人間となりました。
そして夢主はあんなマッドサイエンティストになりました。あれ?
そしてザン様は人外だろうが通常運転