Story
―メールを受信しました―
from:亜琉紀ちゃん
title:無題
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死ね
-END-
「かっぁぁぁぁ!やっぱ亜琉紀ちゃんはかわいいなぁぁ!」
「うざいわよあなた。その内容でその反応とか、末期よ。そもそもなんて送ったの」
「結婚してください。これ一日一回送ってる」
「気持ちわるっ」
「君に言われたくない。」
「なんの事かしら」
「……でも俺ほら、亜琉紀ちゃんマスターだからこれくらいの補完は軽いよ」
そう言って携帯を弄る臨也。
from:亜琉紀ちゃん
title:無題
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お前ストレートすぎるんだよ////
仕事先で顔赤くなるだろ死ね/////
-END-
「脳みそ腐ってんじゃないのあなた」
「亜琉紀ちゃんへの愛で?」
「あなたにまともな罵倒を投げた私が馬鹿だったわ」
「何その言い草」
どたどたどたどたどた
「「あ」」
「おぉぉぉぉりぃぃぃぃはぁぁぁぁらぁぁぁぁぁ!お前着信拒否設定するぞ!いいのか?いいんだな!」
「えぇぇ……俺傷つく……」
(どうせメルアド変えればいいんだけど)
「…………今度仕事中にメール送ってきたら本当に着拒するからな。」
「はーい」
「……帰る」
「はいはい。明日も仕事がんばってねー」
そして閉まるドア
「……あんたらこのやりとり何日続けるつもりよ」
「さぁ?わかんないなぁ?楽しいからいいじゃない」
「亜琉紀はうんざりしていると思うわよ」
「そうかな?」
「貴方そのうち亜琉紀に刺されるわよ」
「まぁそれはそれで。本望かな」
「変態」
「君に言われたくないなぁ」
「不憫」
「ごめんなさい」