声変わり

「なぁ悠太お前さぁ、声変わりって、あった?」

「なんなの岡田さんいきなり失礼だねいつもの事だけどあぁいつもの事だけど」

「お前のその発言の方が失礼じゃね!?」

いやまぁいいんだけどね、と頭をぼりぼり掻く岡田。

「だってお前声たけぇしさー。女みたいじゃね?」

手に持った雑誌でとりあえずこのおっさんの頭をはたく。

すぱぁん!ととてもいい音がしましたとも。

「ってーなーもう」

「今持ってたのが週刊漫画誌だったら死んでるよね岡田さん」

「ジャンプを凶器にする気かお前ジャンプに何の恨みがあるんだ」

「ジャンプって言ってないでしょ」

「だってお前ジャンプ派じゃねぇか」

「通報しました」

「なんで!?」

「だってあんたまだ入って一週間だよ!?なんでそんなアホな事まで知ってんの!?」

「別にお前の事だけじゃねぇぞ?神足は前から知ってるからあれだけど隼人は甘い物が嫌いで食ったら吐くらしいんだよな……」

「気持ちわる……」

「なんだよーこんくらい当たり前じゃね?」

本気で不思議そうな顔をするこのおっさんの頭をとりあえずもう一回はたく。

「……ちゃんと声変わり来たから」

そう言い捨て岡田との会話を強引に切り上げた。

声変わり

声変わり
-----------------------------------
清水さんの方がちょっと後輩です。
おいおい補完して書ければ。
隼人ってあれね、化野さんです。



[目次]



「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -