なんでだろうね
「……なんでこうなったんですか」
「なんでだろうねー」
「真面目に答えてください!」
「こんなギャグみたいな転び方……」
ギャグ漫画よりちょっとしたエロ漫画だと思ったが口に出さない虎徹。
つまりバーナビーが虎徹を押し倒す形に転んだという事である。
「つーかバニーちゃん、さすがにどいて」
「何でですか」
「んん?」
その切り替えしはおじさん予想してなかったよ?と言ってみるも彼に動じた様子はない
「…………じゃあいいですよどいてあげますよおじさんの間抜け顔じろじろ見る趣味はありませんしね」
「なんだよー」
意外とあっさりどくバーナビーに拍子抜けする虎徹。
「ほらほら仕事しますよまだ残っているんですから。おじさんの分が。」
「……はい。」
「僕は書類提出してきますから、虎徹さんは真面目に仕事しててくださいね」
「小学生に宿題させるみたいな言い方すんなよー」
「何が違うんですか」
そう言って笑ったバーナビーが部屋を出て行く。
扉が閉まるのを見送った虎徹はばっと顔をふせ呟く
「……お前不意打ちで名前で呼ぶなよ笑うなよ……中年のか弱いハートは瀕死だよもう……」
そしてドアを閉めた向こうでバーナビーは後悔していた。
(……あそこで押し倒してキスすればよかったのかもしれない)
(そもそもなんでこんなに僕はあの人が好きになったんだろう……)
なんでだろうねなんでだろうね
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タイバニで一番のなんでだろうは1クールと2クールの境目あたりなのではないかと。
七夕ネタにすればよかつた
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