言い訳

別に誰か他人に特別な感情を抱くなんて事を僕がするわけないはずだった。

｢どうしたぁ？バニー｣

｢なんでもありません放って置いてくださいおじさん｣

｢少しはコンビに相談しろよ。｣

｢あなたに相談することなんて何もないって言ってるんですよ｣

というかこんな馬鹿馬鹿しいこと、相談できるわけ無いだろう。

｢なんかあったらいつでも言えよー｣

｢……死んでもごめんですよ｣

こうやっていつも付きまとってくるから、本当はうっとおしいはずなのだ。

それがそこまで不快ではなくなったのはきっと単なる慣れのはずで。

絆されたなんてそんな物でもないはずで。

これまでずっと一人で生きて来たしこれからもそうなるはずだから。

……言い訳を重ねれば重ねる程泥沼化する思考に嫌気がさす。

いっそ全部元凶に吐き出してしまえば楽になるだろうか。

｢おじさん、｣

言い訳

言い訳
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おじさんを好きな自分を認めていなくてぐるぐるしているバニーちゃん

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