ささくれ
私がいじけるときはいつも部屋の隅だ。無意識に。
「……だから、怒ってないってば」
「嘘だろぉ」
「しいて言うならささくれてるだけだってば。」
「指がかぁ?」
「心が」
「ごめんなぁ」
「スクアーロが謝ることじゃありませんー女誑かして殺せって任務だしたボスを恨んでるだけですー」
「いやボスも……わりぃ、ばりばり嫌がらせだありゃぁ」
「ほらぁ」
「……ごめんなぁ。断らなかった俺も俺だぁ」
「……スクアーロはずるいよ」
そんな事言われたら怒れない。
でもあなたの一番はボスであって私じゃないからあなたはどんな任務が来ても断らないでしょう?
「ごめんなぁ」
だからこれ以上謝らないで欲しい。
「ゆるす」
そしてわたしはうそをつく。ほんとはわたしだけをみていてほしいのに
だからあなたを一生許さない。
そんな気持ちなんて知らないので、あなたは普通に私の前にしゃがみこみ手をとる。
「……お前指も本当にささくれてんじゃねぇかぁ」
「あ、ほんとだ」
ささくれささくれ
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むくわれない夢主。
うp一日遅れてすいません
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