梦々しい
彼女がワタクシにこんな笑顔を向けるなんてそんな事がありえるのでこれは夢なのでしょう
「すき、です」
少しだけ照れた、しかしほこらしげな声色で彼女は私にそう囁きました。
「わたくしもでございます」
流暢にワタクシはそう返しました。
彼女は嬉しげに顔を輝かせ、はい、とうなずきました。
「ずっと、いっしょでございます」
その言葉を裏付けるようにぎゅ、とワタクシは彼女の手を握りました。
彼女もワタクシの手を強く握り返して、
「もちろんです、ノボリさん」
梦々しい
[
目次
]
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -