己

私と愚弟の区別がついた他人をあまりにも見たことがないのです。

ですがだからと言って、私は己と彼の区別がつかない事などあるわけがないのです。

それは彼も同じなのでしょう。私どもはそこまで馬鹿ではないのです。

己

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