常夜灯
一足先に寝入った彼のいる寝室からは、小さいいびきと豆電球の橙の光が漏れていた。
ふ、と私は小さく口元を緩める。
はじめて二人で一緒に眠りつこう、とした直前彼が一世一代の告白をするような顔で白
状することには、
「俺、まっくらだと寝られないんだ」
ついさっきの事より思えるそんな一場面を思い出せるのならば、一人きりの夜ふかしも案外悪くはない、けれど、
明日は彼と一緒に、映画でも見ようかしらね
常夜灯
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