吐血
知っていたのだ。わたしは。とっくのとうにわかっていたのだ(あのときよりもっと前から)
だってあんなおぞましくもうつくしいものにリスクがないなんてそんな夢のような話あるわけないじゃない。それでも私は彼を止められなかったのだ(だってそんなことできるわけがないじゃないか)
今でも彼がはいた鮮やかな赤が焼きついて離れない。
吐血
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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