伏し目

カス共のせいでたまりにたまった後始末をしているといつの間にか奴が寄ってきてによによと俺の顔を見つめていた。

「うっとおしい」

おかまいなく、と流されたがそういう問題じゃねぇ。

俺が顔を背けるとあぁぁと残念そうな顔をされた。

「何がしたいんだお前は」

「いいえねえ、伏目のボスは色っぽいなと」

からかってんのか。そういう気持ちをこめてにらむと、奴は真面目な顔をした。

「いたってまじめに、私はボスが好きなんですよう」

伏し目



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