泣き言

「無理!無理だってば馬鹿!いだいいだいいだい!」

「体硬いねぇ」

「馬鹿ヒソカちょっ痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」

「もう痛いって言葉の意味が分からなくなってきてるんだけど」

泣き言いわないでよ、と笑顔のヒソカ。こいつ絶対楽しんでやがる。

「というかヒソカはどれだけ体柔らかいのよ」

私にだけ柔軟体操を強いているこの男にそう反論すると彼はん?と笑うと

「うわ気持ち悪い」

「君がやれっていったんじゃないか」

「いやだってその足首絶対あり得ない方向に曲がってるってうわ気持ち悪い」

「ひどいなぁ」

君もがんばればこんくらい、と私の足首を掴もうとしたので全力で抵抗する。

「細いね」

折っちゃいそう。と満面の笑みで言われたこっちはたまったものではない。

「折らないでよ」

「えぇー」

「不満そうな顔しないで」

泣き言



[目次]



「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -