みつけた

「おいあいつはどこだ」

「あの子なら……よろよろで帰ってきて……どこ行ったのかしらねぇ」

俺の部下のカス女が見当たらない。俺に探させやがって。見つけ次第かっ消す。

「あぁ、あいつ?あいつ王子素通りしてったんだぜマジありえねぇし。なんか男にふられたとか?メンタル面弱ー。ししっ」

どこの誰だその男は。こんなときに。めんどくせぇ。

「まぁ、庭にでも行ってみれば?」

んなとこにいる訳ねえだろ

「ム、わからないよ?」



……マーモンの言う、庭に行ってみた。当然ながらいない。

と思ったら植え込みの影になんか丸まっていた。

「……………なんですか」

「ドカス」

無駄に女らしい服装(泥で汚れている)そして上目遣い(涙その他でぐしゃぐしゃ)

本当にこいつはドカスだ。

「オラ戻るぞ」

「でもこんな格好じゃ」

「黙れドカスお前の部屋行けばなんかあんだろ」

「でも」

ごちゃごちゃうるせぇ

「てめぇは黙って俺の手の届く範囲にいればいいんだよ」

みつけた


みつけた
---------------------
見つけるより捕獲中心。
あと私はボスをガキ大将かなんかと勘違いしている。



[目次]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -