戸惑い
「え、クダリさん、今なんて言ったんです」
「だから、ボクはキミが好き、すっごい好き!だからボク、キミと付き合いたい!」
ねぇ、ダメ?とクダリさんが可愛らしく小首をかしげる。
大の大人の癖にそういう動作が私より似合うというのはいかがなものか。
「ねぇキミはボクの事好き?すっごく好き?誰より好き?ノボリより大好き?」
この人の中での好きの比較対象はやっぱりノボリさんか
「すいません私今ちょっと戸惑っています。」
「そうなの?」
「生憎私はあなたのようなイケメンに告白されたことはないので」
「え、そうなの?」
ボク、てっきりキミは他の男共にモッテモテで引く手あまただと思ってた!とクダリさん。
「嫌味ですかそれ」
「そんなわけない!告白した女の子にすぐ嫌味なげる男がそもそもいない!」
さっきも言ったけど、僕はキミがとっても好き!とクダリさんは私にちゅっと口付けた、え、
「どうしたの?」
「戸惑っています」
すると彼は、観念しなよ!と笑って私に抱きついた。
戸惑う
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