単細胞

｢ど、どうしよう雪男！｣

｢兄さん今日出した宿題終わったの？｣

｢何があったかすら聞かねぇのかよ！｣

｢だって兄さんのどうしようは腐るほど聞いたからね

しれっとそんな事を言うこの弟と一回じっくり話し合わねばならない。

｢雪男、俺、告白された｣

｢明日は雪だね｣

｢ひでぇ！｣

しかもこの会話中雪男はずっと銃の調整をしていて俺を見ていない。

｢返事はしたの？｣

｢いや、考えさせてくれって｣

｢兄さんが考えて答えが出る事なんてあるの？｣

｢怒るぞ？｣

｢だって兄さん単細胞じゃないか｣

この弟本当にどうしてくれようか

｢…………｣

｢でも、彼女はそんな兄さんが好きなんでしょ？｣

兄さんにあの子はもったいないと思うんだけどなと雪男。

｢な　ん　で　わ　か　っ　た　？｣

｢兄さんに告白する物好きはそういないからね｣

暗にさっさと了承してこいと言われた気がする。

単細胞

単細胞
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このお題って燐君しかｒｙ

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