踊る
パーティーとかそんなのは面倒くさいだけなのだが。
自分のファミリーの権力を示すためだとか、アホらしい。
私はボスの娘だから出ないわけにはいかないまったく面倒だ。
「おい女」
「はい?」
隅の方でぼうっとしてたら声をかけられた。そんな事が無いように隅でおとなしくしていたのに。
その人は背が高くて紅い目をしていた。
あぁ、確かボンゴレの暗殺部隊の、
「ザンザス、さま」
彼はあぁと肯定した後私に手を差し出した。
「俺と踊れ、女」
彼の紅い目が私をまっすぐ射抜く。
「えぇ、喜んで」
パーティーに来てよかったと思うのははじめてだ。
いわゆる一目ぼれというやつなのかもしれない
踊る踊る
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