窓辺
窓辺に腰掛けてぼんやりしていた。
あくまでも腰掛けて、である。
部屋にある張り出し窓は大きくて、窓枠によりかかれば充分安定するのだ。
「落ちるぞぉ」
「落ちませんーそこまでどんくさくありませんー」
私に注意したのは私の直属の上司であるところのスペルビ・スクアーロ隊長である。
「というかなんで個人の部屋に勝手に入ってきてるんですか」
「扉開いてたけどなぁ」
そうだった。換気のために開けていたんだった。
「だからといえ入ってくるのは……」
「お前が落ちそうだったからなあ」
「落ちませんってば」
私がむ、と膨れると彼は私の頬をぷにぷにとつつく。
「やーめーてーくーだーさーいー」
「断る」
ぷにぷにと私の頬をつつきながら彼は、好きだ、といい私は知ってる、と返した。
彼は私の恋人でもある。
窓辺窓辺
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最後が意味不明になってしまったのが反省点。
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