17:27 地面に屹立している棒を舐めている男をいかがわしい目で描写した試験的作品


▼地面に屹立した棒とそれを舐める男
れ、と彼の長い舌がそれに触れた。思いの他つるりとした感触に彼は眉をひそめる。
けれども彼は行為を続行せざるをえない。くすんだ赤色をした彼の舌はそろそろとその上を這い回る。彼の長い髪の毛が重力に従って垂れる。まっすぐでないその髪を彼はうとましく思う。彼の瞳を遮る。彼は髪をなんども掻き揚げる。すぐにまた落ちる。
彼は眉をひそめる。舌が乾いてきた。こんなことをしていなければ舌打ちにひとつでもしてみせるのに。唾液がそれを伝う。彼は落ちた髪をやっと耳にかけた。けれど半端な長さの一房は、耳から滑り落ちてしまう。唾液でそれがぬるぬると光る。
ぞわり、と生理的な刺激が彼の背中を駆け抜ける。ひどく、彼は興奮している。



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