18:23 Fate/ZeroのCPでプロポーズの日


▽ケイソラ
「改めて私は、君に結婚を申し込みたい。ソラウ。」
生真面目で、こういうことにはさっぱりと無頓着なこの男が、そう赤い顔をして言うものだから私はついつい笑ってしまった。
そのせいで彼はもっと顔を赤くして焦った表情になる。
くるりと後ろを向いて、すーはーと深呼吸をしだした。そして改めてこちらに向き直る
「と、とにかく!」
その上ごほんとひとつ咳払いをして、彼はどうにか持ち直した。(と思っている)
「私と、生涯を共にしてくれるか」
きざったらしく差し出された左手に私は右手を重ねた。
(しょうがない人ね、)
よろこんで、と笑って見せた。

▽槍剣学パロ
「そういえば、私はあなたに裸を見られたことがある」
アルトリアのその一言で、ディルムッドは口に含んでいたカキ氷を盛大に噴出した。
「もったいない!」
「いや、その、……裸を見られたと言っても随分昔のことだろう」
年齢一桁からの付き合いである、つまりそのあたりのことを彼女は言っているのだろう。「……考えて見れば私達は異性であるわけだし、嫁入り前に女子が裸を見られるのはまずいんじゃないか、と」
「どうせギルガメッシュ辺りに言われたのだろう」
何故分かった、と言った風にカキ氷をぽろりとこぼしたアルトリア。すぐに我に返り今のはシロップが多いところだったもったいない!と叫んだ。
「俺のメロンを一口やるから。」
ぱくり、と差し出されたスプーンをくわえる。それをディルムッドは微笑ましげに見ている。
「いくら幼い頃とはいえ女性の裸を見てしまったことは、看過しがたいことだ。だから、もしお前がよければ俺と結婚しないか、アルトリア」
「ず、随分早い結論だな」
「言い出したのはお前だろう」
それはそうだけれど!とアルトリアは照れ隠しからか、二杯目のカキ氷を買いに席を立った

▽言切
「痛い!」
慌てて綺礼を振りほどいた切嗣。彼の左手薬指にはくっきりと噛み痕ができている。
「食いちぎられるかと思った」
切嗣がそう睨むと綺礼は不思議そうな顔をした。
「そのつもりだったのだが」
「ふざけるな」
ふざけてなどいない、と綺礼は切嗣をまっすぐ見つめた。
「じゃあどういうつもりだったんだ」
「結婚指輪なんぞよりは、よっぽど記憶に残るだろうと思ってな」
「それは、既婚者である僕に喧嘩を売っているのかい?」


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