21:05 バレンタイン(ノボリ連載/雲雀単発)


▼ノボリ連載でてつどういんたち
「アレ、モウミスターノボリノチョコナイノ?」
トレインから戻ってきたキャメロンがそう首をかしげた。
「今年はもう売り切れや、さっきカズマサがむさぼってたからなぁ」
毎年彼らの上司であるノボリからのチョコがデスクに置かれている(先着順)のだが、どうやら今年はありつけなかったらしい。
「アッデモホラ今年ハ女ノ子居ルジャン!」
アノ子カラモ欲シイナ!とくるくる回り始めたキャメロンをクラウドは冷たい目で睨む。
「あいつからの義理チョコ盛り合わせは俺とシンゲンとジャッキーで全部食ったわ」
「鬼!鬼畜!!通リデ空箱ガ二個アルト!」
喚き始めたキャメロンをシンゲンが必死になだめる。もちろんクラウドと自分は、また別に感謝チョコなるものをもらっている事は言わない。
「後、今アノ二人ハソットシテオイテアゲテクダサイ」
「せやな、今頃お互いチョコ交換とかやってる頃やろ」
「リア充爆発シロ!!」


雲雀風紀委員長の居城であるところの応接室の机には、この日になると大量のチョコが山積みにおかれているのである
「毎年の内訳は二割が没収品、七割が委員長宛でその他は風紀委員への感謝チョコといったところですね」
「なんで君がそんな事知ってるのそもそも何でここにいるの君図書委員でしょ」
「と、言うわけで私から委員長へ本命です」
「話聞きなよ」


第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -