dgmこびん | ナノ

*・゚
【暇を持て余した学生達の戯れ】
アレン・ラビ・神田・あなた





ざっざっざっざっ、


「たたたたたいよう、楽しくいたいようー」

「………」

「ビタビタしたらミンミンするよー」

「……あの、すみませんアレンさん、授業中に口ずさむような歌じゃないと思うんだけどそれ」

「たたたたたいよう、明るくしたいようー」

「ちょ、無視?」

「いや、だって、尋常じゃないよこの暑さ。歌いたくもなりますよ、何でこんな暑さの中マラソンしなきゃいけないんですか、何で今日の体育は水泳じゃないんですか…!」

「いいから黙って走れノロモヤシが、ちんたら走ってんじゃねぇよ」

「何言ってんですか、ちんたら走ってんのはそっちじゃないですか、3周走っただけでもうふらふらですかバ神田が」

「俺についてくるので精一杯のくせして、余裕ぶっこいてんじゃねぇよホワイトアスパラが」

「へぇ、バ神田でもホワイトアスパラなんて名前知ってるんですね、ていうか僕は野菜にしか例えられないんですか、どんだけヘルシーなんですか」

「も、お前ら喧嘩すんなさ暑苦しい!お前らが、揃うと、もう、存在自体が…あつ、暑苦しいさ…っ!」

「だったら先行ったらいいじゃないですか、ラビ」

「これが、俺のっ、出せる、精一杯、の、スピード…さっ…」

「もうしゃべんなくていいよラビ、なんか息止まっちゃいそうだよ!」

「はっ、これだからインテリは。恨むなら体力のねぇ自分を恨めよ」

「おま、インテリなめんなよ!?昨日のっ、ユウの、英語の課題、全訳してやったんは、誰だっつーんだ、よ…っゲホっ!」

「ラビもういいよほんと!ていうかこの2人の走るスピードが速すぎるんだよ!周りみんな周回遅れになってるよ!何でこんな涼しい顔してんのかなこの白黒コンビ!」

「そう言うお前もよくついてこれるな」

「だってわたしがフォローしないと、このメンバーの会話が成り立たない気がするんだもん、必死ですよ!」

「も、いいさ…っ、バカ2人は、ほっといて、俺らは、一緒に、ゆっくり行こー、ぜ、?」

「……え、あ、うん、ちょっとラビさん?この手は…?」

「…何ちゃっかり手ぇつないでんですか君ら。ちょっとそこの眼帯!…間違えた、変態!」

「眼帯は間違ってねぇさ!わざとだろアレンてめぇ!グーで殴んぞ!?」



「…いいからその手ぇ離せよ、グーでぶん殴んぞ変態兎」

「……!!」

「ちょ、アレンさん!?わたしの手まで引っ張られ……ぃたたたいたい痛い!走りながら引っ張らないで!伸びる!いたたた!たたたたっ…………はっ!…たたたた…」



♪たたたた太陽、楽しくいたいよう!



なんだかんだで今日も仲良しです。
↑上手くまとめたつもり!

あのCM大好きです。





- 9 -


[*prev] | [next#]


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -