《ノーマル》

神様(ありがとう)


阿部君を神様みたいに思っていたから
勘違いしちゃったんだ。

"怪我しない約束、阿部君なら出来る"って。

そんなの無理なのに。
阿部君だって人間だ。怪我しないわけない。
なのに、オレ…神様みたいな阿部君が「ケガしない」って言ったから
ホントにしないような気がして、阿部君の言葉を信じちゃったんだ。

オレはバカだよね。

阿部君。阿部君。

初めからムリな約束をさせて、ごめんなさい。
ありがとう阿部君。
ムリなその約束を守ろうとしてくれて。

守ろう…としてくれたんだよね?
だから、破った事、気にしてくれたんだよね?

だから…ありがとう。

阿部君には、何回"ありがとう"を言っても足りない。

阿部君がいたから、オレは今、野球部(ここ)にいる。
阿部君のおかげで"チームメイト"も出来て
こうして"1番(エース)"で投げられるんだよ。

ホントにありがとう阿部君。

ありがとう。


fin.


<あとがき>
この作品が1番、テーマの神様から離れた作品です。
でも、どうしても入れたくて><

次が最後のSSです。






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