《榛阿》

心地よいひと時を


「おいタカヤ!!起きろ!!」
「ん。だから、なんすか…」
「どっかヤれるとこ探す!!」
「やれる?あ〜、グラウンドでいいじゃないっすかね」
「大胆だなお前!だけど、陽当たっし目立つから他でヤる」
「陽当たるのなんか当たり前っしょ?
そこでどんくらい投げて来たと思ってんすか?
じゃあ、いつも通りブルペンで投げますか。
たまにはグラウンドで、おもいっきし練習つぅのもいいって思ったんすけど…」
「練習?お前何の事言ってんの?」

元希は眉を寄せて、今だ寝転がって答える隆也に尋ねた。

「投球練習に決まってんでしょ?
ロードワークの後は投球練習って、アンタが言ったんですよ?
他に何があるんすか?」

なんでコイツこう鈍いんだと、しかめっ面をする元希。

「元希さん?」

元希は、ここが人のいる公園だという事も忘れて
目を隠す隆也の腕を退かし、唇を奪った。

「この続きをヤるっつってんの!」

キスをした人物の言葉をきっかけに、大きく開かれた隆也の目。
面食らった彼は、元希の顔を一点に見つめた。


fin.

<あとがき>
勢いに任せて書いてるので微妙?

元希さんと隆也は、急に休みになっても
休めないんじゃないかと思いました。
体動かすかと、戸田北来たらバッタリ!みたいな。

有意義に心地よく過ごすはずが、いつの間にかズレてるっていうのが
2人の運命だと思います!


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