小ネタ | ナノ
【結婚会議】 あき晃+祐悠


「ねぇ、早速なんだけど、こーちゃん!僕はこーちゃんとはでっかい教会で式を挙げたいんだっ」

「…随分と唐突だね。っていうか、いきなり何言ってんの?式とか挙げないからね?」

「ちょっと、こーちゃんは僕と結婚したくないっていうの!?」

「いや、したいしたくないの問題じゃなくて、できないから!」

「俺は森の中にあるような小さい教会でいいかな。ね、悠太」

「祐希くんも何を言ってんのかなー?」

「何って、悠太との結婚話」

「先生も言ってたけど、結婚できないからね?」

「大丈夫。愛があればなんとかなるから」

「そうそう!あ、あとはねー、僕はこーちゃんにウェディングドレスを着てもらいたいなっ」

「あ、俺もあきらさんに賛成です。悠太の着物は見てるし」

「はぁ!?嫌だよ!」

「俺も絶対嫌です」

「もー、何でさ!こーちゃんはお婿さんの方がいいっていうの!?」

「そういう問題じゃなくて!」

「じゃあ何?こーちゃんはドレスが嫌なの!?」

「当たり前でしょ!俺男!!」

「えー…」

「何だよ、その目は。当たり前だけど、俺は正真正銘男だからね!?」

「はいはい。取り敢えず、僕はドレスがいいけど、こーちゃんは着物がいいんだよね」

「いや違うから。どっちも嫌だから」

「そこでね、僕いいこと思い付いちゃった!あれすればいいんだよ」

「ねぇ、人の話聞いてる?…っていうか、あれって何?」

「あれだよ、あれ!え〜っと…、着せ替え!」

「俺は人形か?」

「あれ、違った?衣替えだっけ?」

「あぁ、長袖の着物から露出度の異常に高いドレスに早変わりみたいな?」

「祐希はドレスを何だと思ってるの?」

「ん?色気倍増衣装」

「ドレスはそんないやらしい物じゃありません」

「で、あきらが言いたかったのはお色直しのこと?」

「そうそう、それだよ!」

「でも、それが分かったからと言って、結婚式はしないから」

「まだそんなこと言ってんの?こーちゃんは僕の嫁でしょ!」

「悠太は俺の嫁だよねー」

「え、違うよ」

「事実は変わらないものだよ、悠太くん。悠太くんは運命的に俺の嫁です」

「結婚しないってば」

「あとはね、こーちゃんをウェディングケーキと一緒に食べたいな♪」

「ケーキプレイですか?いいですね、俺も賛成です」

「「もう黙ってください」」




―*―*―*―*―*―

どこに向かっているのかわからなくなったので、終わっとく\(^0^)/
元々は、ひな祭り同様短編部屋に置いていましたが、会話文だけにしてこっちに置くことにしました_(:3 」∠)_




2/4

 
←back

×
- ナノ -