A requiem to give to you- レプリカ編 -
【第84音後】
アニス:そう言えば、レジウィーダって大佐の家に居候してたんだっけ?
ルーク:え、そうだったのか?
レジウィーダ:うん、ピオニー陛下に相談したらそうなった
アニス:今思えば、よく周りが許したよね
レジウィーダ:シンクには怒られたけどね
ルーク:逆にシンクしか怒らなかったのかよ……。タリスとか止めそうな気がしたけどな
タリス:その場にいたら反対していたでしょうねぇ。けど、知らされた時には全てが済んだ後だったわ
ヒース:寧ろ最初に連絡が行ったらしいグレイが止めなかったことの方が驚きだよ
レジウィーダ:アイツは『まぁ、そこならまだ安全だろうな』って納得してたよ
アニス:確かに天下のジェイド・カーティス大佐の自宅、なんてそうそう襲撃受けるような場所じゃないだろうし、正解と言えば正解かもね
ルーク:そうかぁ? それだったら城の方がもっと安全な気がするけどな
レジウィーダ:いや、それは逆に気が休まらないって
タリス:私達もファブレ家でお世話になっているから、そう言われてしまえば何も言えないわ
ヒース:それな。僕達だって仮にバチカルの王城で世話になんてなれる気がしないから、そのくらいの距離感が良いのかも知れないんだけど………とにかく、何事もなくて良かったよ
タリス:本当よねぇ
レジウィーダ:?
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