A requiem to give to you- 崩落編 -
【第73音番外】
ルーク:あ、グレイ
グレイ:ン?
ルーク:傷の具合はどうだ?
グレイ:痛いな………ってか、それさっきティアにも聞かれたし。お前ら心配しすぎなんだよ
ルーク:だって、見た目からして痛そうだし………心配するなって方が無理だっての
グレイ:まぁ、オレがお前の立場でも気持ちがわからない訳じゃねーけどよ。とにかく、暫く戦闘面は役に立たねェから、悪いけど頼むわ
ルーク:!?
グレイ:? 何驚いてるンだよ?
ルーク:いや、………グレイ、なんか悪い物でも食べたのか?
グレイ:どう言う意味だコラ
ルーク:だってなんか………こう、お前が俺達にそう言って何かを頼むのって初めてだし……
グレイ:そうだっけ?
ルーク:うん
グレイ:全然意識してなかったわ
ルーク:えぇぇ……。なんか、変な感じだ
グレイ:失礼な奴だな。それだけ信用してるンだよ。そもそも、今のお前らじゃあその辺の雑魚に遅れは取らねーだろ。だから安心して前を任せられるって言ってンだ
ルーク:嬉しい、筈なのになんかやっぱり変だ! お前ヴァン師匠に骨だけじゃなく牙も折られたのか!?
グレイ:おう、これ以上ふざけた事を抜かすならテメェのその腹筋を見れねェようにしてやるよ
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