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たーくんの家に帰ると、玄関で詐欺師から譲ってもらったらしい絵が俺を待っている。いつも、俺はこの絵を見る度に、温かい気持ちになる。
それはツボを割ってしまった俺のことを責めなかったたーくんや、一緒に幸せになろうって言ってくれたたーくんを思い出すからで。
でも、今の俺には、それが不安材料でしか、ない。
この幸せは何時まで続くのだろう。
たーくんは何時まで俺のことを好きでいてくれるのだろう。
わからない。
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独りは嫌だけど誰かと関わるのが怖い。
淋しい。だけど、傷つきたくない。
矛盾してばっかりなんだ。
俺がこうして、生きている意味もわからない。
といって死ぬ意味もわからない。
永遠にこんなことが繰り返されるなら実にくだらない。
俺の人生ってこんなものなの、だったら、いらない。
何も、欲しくなんて、ない。
やめてよもう…やめてよ。
認めたら、楽になれるの?
自分は無価値だって、認めたら……
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