『好きな○○を』

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Q:お名前は?
「浦原喜助、と」
「跡、」
「えー?違うデショ?」
「あらやだ。まだ慣れなくて、浦原、・・・あ、」
「ん?」
「浦原って書いたら続けて喜助さんの名前書いちゃった」
「おやおや」

(※先日籍を入れたばかりの職場の先輩の実話を拝借)
(※苗字書いたら間違えて旦那さんの名前書いちゃうんですって。可愛い。)

Q:性別、年齢、職業は?
「男、元死神で、今はしがない駄菓子屋の店主かな。年齢はご想像にお任せします♪、と」
「そんな回答でいいんですか?」
「いいでしょ、別に」
「えと、女、同じく元死神で、今は従業員、でいいのかしら」
「紙、貸して?・・・これでよし、」
「やだ、"浦原喜助の妻"てなんなんですか!・・・これじゃ無理矢理一緒に居るみたいじゃない」
「それもそうっスね。じゃあ従業員てことで」
「もう」

Q:特技は?
「研究、開発、それと風華を喜ばせること」
「もう、喜助さんたら」
「間違ってる?」
「いいえ。合ってますよ」
「そういうアナタはなんて書いたの?」
「料理、花道、薬品作り」
「普通っスねぇ」
「だってそういう質問でしょう?」

Q:自分好き?(五段階評価)
「せーのでいきますよ」
「はい、」
「せーの、」
「「5」」
「おや、被りましたねぇ。5てことはアナタも自分大好き!でいいんスか?」
「ふふ。喜助さんのお陰よ。貴方がこんなに愛してくれるんだもの。私も私自身を好きでいなきゃ失礼だわ」
「はは、ボクも同意見っスよ」

Q:人懐こい又は愛想がいい?(五段階評価)
「私はこれも5ですね」
「でしょうね。アナタ本当に色んな人から好かれてますもんね。アタシは3と4の間ぐらいっスかね」
「隊長さんだったときは、もっと愛想良かったように思うんですけど」
「だぁってそれも仕事じゃない。今はそんなことしなくても、アナタが居るから勝手に人が寄ってくるし」
「もう。私は客寄せなの?」
「まさか」

Q:好きなものに貪欲?(五段階評価)
「100、いや1000で」
「喜助さん。これ、五段階評価ですよ?」
「5じゃ足りないんスもん」
「本当に研究お好きなんですね。私は4ぐらいかしら」
「・・・ふーん」
「どうかされました?」
「いーや、別にィ?」

Q:大切にしているものは?
「風華。それと、彼女が大事に思ってるもの全部」
「・・・・・・ふふ、」
「なに笑ってるんスか?」
「いいえ。私も同じ回答だったから嬉しくて」
「おや、本当だ」

Q:趣味は?
「園芸と散歩かしら。季節ごとに違う景色や新しい発見があって、楽しいのよ」
「散歩はいいっスよね。思考を纏めるときなんかにも役立ちますし。まァ、迷子にならなければ、ですけど?」
「・・・ごめんなさい」
「もう諦めてるんでいいっスよ」
「・・・えと、喜助さんの趣味は?」
「風華」
「はい、」
「だから、風華」
「はい、なんですか?」
「くくっ・・・、違うってば」
「やだ、もう!私が趣味ってどういうことですか!!」
「だってずぅーーーーっと眺めてられますもん。で、時々手を出してあやしてみたりするのも楽しいんスよね」
「もう!喜助さん!!」
「ごめんごめん、怒らないでよ」
「知りません!!」

Q:動物は?
「好きな動物ですか・・・えと、インコや小型のフクロウとか、あとイルカやペンギンなんかも可愛らしいですよね」
「ボクは猫かなぁ」
「あら、それで夜一さんが猫化してるときによく遊んでらっしゃるんですか?」
「ん?ああまあ、そーゆー感じかな。特に好きなのはね、毛並みのいい大人しい白猫なんスよ。育ちがいいみたいで歩き方とか仕草が上品でね、でも時々爪を立てたり威嚇してきてさ」
「あら、大変」
「でもね、申し訳なさそうにしながらちゃんと引っ掻いた痕を舐めてくれるんスよ。甘えたがりなんスよね、きっと。そこがまた可愛らしいんスよ」
「私、そんな白猫さん見たことないわ。近所の子ではないの?」
「いや?すぐ側に居ますよ?」
「どこですか?」
「また今度教えてあげますよ」

Q:同性のタイプは?
「ひよ里ちゃんや、夜一さんみたいな、はっきりしてる人が素敵だなと思うわ。私は、あんな風に振る舞えないもの」
「女性というより、男性っぽいっスけどね」
「それ、二人が聞いたらきっと怒るわ。すごく」
「そっスね。じゃこの話はナイショってことで」
「ふふ、どうしようかしら。二人とも大事な友達だし」
「・・・旦那よりも?」
「もう。比べられるものじゃないでしょう?本当に仕様のない人ね」
「で、どっちが大事なんスか?」
「喜助さんよ。これでいい?」
「なーんかおざなりな返事っスね。ま、いいデショ」
「喜助さんはどう書いたの?」
「あ、ちょ、」
「・・・"いいお父さん"?どういう意味ですか?」
「いや、あの、・・・」
「喜助さん、」
「・・・その、アナタがずっと慕ってるみたいな、いい父親でありたいな、と思って。いつか生まれてくる子どもが、自慢したくなるようなそんな父親に憧れてるんスよ」
「喜助さん・・・有り難う」
「憧れてるだけで、ボクがそうなれるかは分かりませんよ?」
「ううん。いいの。そう想ってくれるだけで、十分だわ」

Q:色は?
「白と緑ですね」
「スズランの色っスね」
「ええ。喜助さんは?」
「うーん、色は詳しくないんスけど、薄い黄色かな。柔らかい日だまりみたいな、そんな色」
「綺麗な色ね」
「うん、ボクもそう思うよ」

Q:場所は?
「家が一番落ち着くわ」
「ボクは研究室かも。何か弄ってると落ち着くんスよねぇ」

Q:植物は?
「これは聞くまでもないっスね」
「ふふ、そうね」
「鈴蘭と薔薇、ですよね。やっぱり」
「喜助さんも?」
「モチロン」

Q:異性のタイプは?
「これまた聞くだけ無駄な質問っスね」
「あら、どうして?」
「どうして、って、"旦那"以外の回答なんスか!?ヒドイ!アタシはこんなに想ってるのに!!」
「だって、タイプでしょう?私、貴方の第一印象は苦手な男性でしたもの。さらっと相手の容姿や仕草を誉めるし、女性の扱いに慣れてらっしゃる不誠実な方なんだわ、て。」
「・・・・・・それは、その・・・スイマセン」
「だから、私の回答は誠実な方。・・・今は"貴女だけ"って言ってくださる素敵な方と一緒になれてとても幸せです」
「本当、敵わないなぁ・・・」

Q:季節は?
「春です。鈴蘭の花が咲く頃が特に」
「ボクは冬かな。朝陽が遅くて毛布にくるまって一緒に寝てられる時間が長くなるから」
「そんなこといって、喜助さんは年中起きるのが遅いじゃない」
「そーでしたっけ?」
「そうです!」

Q:味は?
「お酒が好きなので、それに合うものでしたら。甘いものよりは辛いものの方が好きですね」
「右に同じく。プラスで風華の作るものなら全部、かな」
「ふふ、嬉しいわ」

Q:天気は?
「雨、かしら。髪がうねるし、洗濯物もかわかなくて困るけれど、雨のしっとりした空気と雨音が好きだわ」
「ボクは曇りかな。晴れだと日差しがキツくて目に痛いし、雨だと商品とかが湿度で傷むことがあるからなァ」

Q:フェチは?
「・・・答えなきゃダメ、かしら」
「顔紅いっスよ?なーに考えてたんスか?やーらしい」
「違いますっ!」
「必死に否定するところがまたアヤシイっスねぇ?どれ、」
「きゃ、やだ!返して!」
「んー?・・・手と、胸板と首筋?なぁーんだ、普通のことじゃない」
「普通、なの?」
「首筋とか手首とかのクビレは多くの人が色気を感じるモンなんスよ。あと胸板は男女の体の違いがあるから、同じように意識しやすいところですしね」
「そうなんですか。良かった・・・」
「もっと変わった性癖でも明かしてくれたのかと思ったのになァ。残念」
「喜助さんは?」
「ボク?ボクは風華サンフェチなんじゃないっスかね。風華ならなんでもいいし」
「・・・・・・そう、ですか」

Q:時間帯は?
「朝陽が昇る時間と、それから、夕暮れですね。ちょうど、朝と夜が入れ替わる時間で空の色が混ざりあって不思議な色をしてるの」
「ボクは夜。夜というより夜中かな。ボクの大事な奥サンが一番素直になってくれる時間帯だから。ね?」
「もう、さっきからそんなことばっかり!」

Q:食べ物は?
「私、ていう回答はなしですよ?」
「なんでバレたんスか!?風華サンいつの間にエスパーに!!?」
「本当にそんなこと書いてたんですか・・・」
「いや、そんな本気で落胆しないでくださいよ。その反応傷付くんスけど」
「誰のせいですか、まったくもう」
「ゴメンナサイ・・・ええと、筑前煮とぶり大根で。ちょっと甘めの醤油で炊いたヤツがお酒に合うんスよねぇ」
「私は茄子と獅子唐の揚浸しと、豆腐の塩麹浸です」
「どっちにしろ、酒のツマミですよね」
「ふふ、そうね。あとは小さいときから金平糖が好きです」
「色も形も可愛らしいし、味もシンプルで飽きないんでしょうね」
「そうみたい」

Q:気候
「季節じゃなくて気候なんスか。気候、ねぇ」
「気温が15度ぐらいで湿度が低いと過ごしやすくて好きだわ。羽織物も着れて、色んな服装も楽しめるし」
「ボクはもうちょっと気温が低い方がいいかな。寝てるときに風華からくっついてきてくれるし」
「・・・だって寒いんだもの」
「それがいいんスよ」

Q:自分の好きなところは?
「花やお茶、料理など一通りこなせるところかしら」
「そんなのでいいの?ボクは、思い立ったことの殆どを実現しちゃえるこの頭脳ですかね」
「ふふ、得意気ですね。聞いてみたかったんですけど、喜助さんて何か苦手なことあるんですか?」
「苦手というか、苦戦してることはありますね」
「あら、喜助さんが苦戦するなんて余程のことですね」
「ええ、本当に。なかなか上手く伝わらないみたいなんですよねぇ。ま、そんなところも好きなんですが」
「・・・?何の話ですか?」
「さっきの白い猫の話」

Q:教科は?
「鬼道の方が得意です」
「教科じゃないスけど、やっぱり研究ですかねぇ」

Q:飲み物は?
「日本酒ですね。すっきりとした辛口の大吟醸をよく冷やしていただきたいわ」
「ボクは純米を熱燗で。ちなみにお酒以外は?」
「あとはコーヒーも美味しいですよね。昔、平子さんにいただいてからすっかり嵌まってしまったわ」
「ああ、そっか。あれって平子サンがくれたんでしたっけ」

Q:音楽は?
「特にこれといって聞いてるものってないですよねぇ」
「ええ。音楽ではないですけど、ピアノやヴァイオリン、ハープの音は好きだわ」
「ボクはトランペットとか、サックスとかの音が好きっスね」
「響き方が綺麗よね」
「そうそう。気持ちがあがる感じ」

Q:至福のひとときは?
「僕の隣で風華が笑顔で居てくれてるとき」
「喜助さん、」
「風華は?同じだと嬉しいけど」
「ごめんなさい、少し違うわ」
「ありゃ。ちょっとだけ、残念だな」
「朝、貴方の腕の中で眼が覚めるときが幸せなの。また一緒に朝を迎えられた、また新しい一日を貴方と過ごせるんだって思って嬉しくなるの」
「成る程ね。貴女らしい」

Q:テレビ番組は?
「生き物が好きだから、動物のドキュメンタリーとか。あとは園芸や料理番組なんかも」
「ボクも生き物関係かな。でも幅広く。全然関係なさそうな情報でも、何かに使えることもあるし。情報収集って意味でいえば全番組が好きですよ」
「そんな風に観てらしたんですか」
「あれ、知らなかった?」
「初耳です・・・」

Q:香り・匂いは?
「花の香りですね。鈴蘭の香りが一番だったんですが、ある人のお陰で最近は薔薇の香りの方が好きかもしれません」
「・・・へー、そうなんスか」
「ふふ。喜助さんは?」
「刻み煙草の匂いかなぁ。落ち着くんですよね」
「もうずっと吸ってますものね」
「生活の一部みたいなモンだからなぁ」

Q:本は?
「寓話やお伽噺が好きです。知らない世界に行けるみたいで楽しくて」
「本も情報収集の手段の一つだから、何でも読んでますよ。奧サンの影響で植物に関する本を眺めてるのが楽しくなってきたところです」
「ふふ、それは何よりだわ」

Q:お金or愛
「お金も大事ですけど、やっぱり愛を大事にしたいです」
「当然愛っスね。お金は造れますモン」
「ダメですよ、そんなことしたら!」
「えー」
「えー、じゃありません!」

Q:インドアorアウトドア
「インドア、かしら」
「まあ、ボクら二人ともそうでしょうね」

Q:力or知識
「これも二人とも知識かしら」
「力は知識で十分補えますからね」
「それは喜助さんぐらいじゃないかしら」
「そう?」
「喜助さんの場合は補うレベルを越えてるもの」
「そうかなぁ」

Q:静かor賑やか
「静かな方が好きです。ゆっくり過ごせますし」
「騒がしいのも嫌いじゃないけど、穏やかに過ごしたいっスよね。普段が賑やかだからかな」
「ふふ、そうかもしれないわね」

Q:ロマンor現実
「昔は夢物語の方が好きでしたけど、今は現実が満たされているので、現実がいいです」
「アナタがこれからも現実がいい、って言ってくれるように努めます」
「有難う、喜助さん。喜助さんも現実がいいですか?」
「当たり前っスよ。だって空想の中のアナタを抱いてもしょうがないじゃない」
「もう、どうしてそういう話になるんですか」

Q:質or量
「質ですね。質のいい物は何年経っても使っていけるわ」
「時と場合によりますね。量を優先した方がいいときもありますから」

Q:尽くすor尽くされる
「なんだか申し訳なくなるぐらいに尽くされてます」
「そう?まだ尽くし足りないぐらいなんだけど」
「もう十分過ぎるぐらいだわ」
「それじゃ不公平じゃない」
「何がですか?」
「何も聞かずに、ずっと側に居てくれたアナタに返せるものが他にないんスよ。だから、もっと尽くされてくれないとボクの立つ瀬がないじゃない」
「それは、私が無理矢理、」
「いいの。だから、もっともっと尽くさせて。ね?」
「もう、言い出したら聞かないんですから」
「それはアナタの方デショ?」

Q:束縛するor束縛される
「・・・やっぱり束縛してます、よね?」
「さぁ?どうなのかしら」
「さぁ?って、束縛されてるとは思わないんスか?」
「ええ。好きにさせてもらってますもの」
「ならいいんスけど・・・」
「喜助さんは束縛するのがお好きなんですか?」
「まさか。そんなことしたら、アナタの笑顔が曇るじゃない」
「でしょう?」
「ねぇ、風華。一つ訊いてもいいっスか?」
「はい」
「アナタの考えてる"束縛される"って例えばどんな行動を指すんスか?」
「そうですね・・・例えば、家に軟禁されるとかかしら。いくら愛されてるとは言っても、そういうのはちょっと・・・」
「あ、やっぱりそこまでするのはダメなんスね。覚えておきます」
「・・・喜助さん、待って。覚えておくってどういう意味ですか!?考えたことあるんですか!?」
「あっはっはっは、まっさかー」
「・・・・・・・・・あるのね」

Q:xxx
「ふぅ、終わりましたね」
「まだっスよ」
「え?でも、全部書き終わりましたよ?」
「まだ余ってるじゃないっスか。右下のココ」
「・・・そうね。でも、ここは元々空欄だったわ。何を答えるの?」
「是非とも風華と一緒に答えたい質問があるんスけど、どう?」
「・・・嫌です」
「えー、なんでっスか?まだなーんにも言ってないっスよ、アタシは」
「嫌です!その顔やめてください!絶対変なこと考えてらっしゃるんでしょう!?」
「普通ですよ、普通。しかも、愛しい愛しい奧サンとよりよい日々を過ごす為の重っっっ大な、質問なんスから」
「嫌ったら、嫌です!離して!」
「まぁまぁ、あと一問だけですから。付き合ってくださいよ、ね?お願い、風華」
「んぅ、・・・もう、すぐそうやって誤魔化すんだから」
「ごめんね、悪い男で」
「まったくだわ、」



最後の質問がなんだったかは皆さんの想像におまかせします。
たぶん殆どの方が察してるんじゃないかと思いますがwww


てゆーかなんでこんなに長くなったんだろう。。。
そしてヒロインが鈍いのか、浦原氏の口説き方が悪いのか所々伝わってないっていう(笑)
120%鈍いだけだな、うん。
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