ライナーノーツ
一姫二太郎
子どもはそんな感じがいいなーと思ってます。でも息子の名前がこうしっくりこないからもう一姫だけでもいいかなって投げてる。
改めましてお疲れさまでございます風華です。
娘の名前もめちゃめちゃ初期の頃から決めてました。
幸穂(ゆきほ)ちゃん。
キラキラネームじゃない、よね...!?よね...!!?
最近のキラキラネームに引いているので、そういう名前にはしたくないんです。
ぶっちゃけ面倒くさいよ、普通に読めない名前って。いや、本当に。
天真爛漫、元気溌剌、超絶ノリのいい娘です。
本編内では一切出番はないのですが、今後隠れ家で出番があるやも??
発育は大変悪くつるぺたすとーんです。小柄。150cmぐらい。
ヒロインが何の柵もなく、やっかみも妬みも買うことなく、両親健在でのほほんと暮らしたらこうなりますという存在です。
そこへ浦原氏の好奇心と遊び心とほんのちょっと酔狂さを足したような子です。
結構酷いですね(^w^)
良い子なんだよ?いや、本当に。
さて、夢のお話覚えてる人いますかね。
かーなーり、初期の頃に書いてたんですが、どうでしょう??
この話の主人公は、浦原氏とヒロインのW主人公のつもりで書いてました。
そんでもって書きたかったのは"家族の形"と"絆"なんです。
家族って大事だよ。
血の繋がりがどうとかは言いません。
でもね、家族って大事にすべきだと思うんです。
それを色んな角度から書けたらな、と思って。
文章である以上、私の伝えたいこともたくさん、たくさん詰め込みました。
一番は、終盤にヒロインに言わせた言葉です。
何度裏切られても、何度騙されても。
ずっと疑って生きていくのは本当に疲れてしまうだけだから。
だから、信じたい。
恩師がね、昔、私に言ってくれた言葉があります。
高校一年の、初めての二者面談。
昼休みに呼び出されて、担任と二人。
学校なんて嫌い。
友達なんていらない。
この三年間も適当に遣り過ごそう。
周りなんてどうだっていいと思っていた私に、開口一番彼はこう言った。
『お前、死にたいと思ったことあるやろ。』
『は?・・・ええと、先生?』
『まあ聞け。でもな、いつか必ず、コイツに出逢えて良かったって思えるヤツに出逢える。それが、この学校にいる間か、大学か、もしくは年老いてからか。それは俺にも分からん。けどな、それまでは死ぬな。騙されたと思って、それまでは生きてみろ。よし、終わり』
『え、や、先生、あのね、』
『よし、次はNを呼んできてくれるか!』
『ちょ、先生、私の話は?』
『大丈夫やって。どうしてもつまらんと思ったらいつでも俺んとこに来い。テスト期間前以外ならいつでも話し相手になったるから』
私が、今もこうして生きているのはあのとき押し切られたからです。
思えば、入学式のときのHRの言葉からあの人に惚れていたと言っても過言ではないと思う。
『お前ら、野球の打率知ってるか?打率知らんでも、イチロー選手は分かるやろ。ここ神戸やしな』
『そのイチローの打率が4割で神がかってると言われる。分かるか?残り6割は打てへんねん。調子悪かったら7割も8割も打てへんねん』
『俺はな、人間関係もそうやと思う。10人おって、気の合うヤツが一人いたらよし、二人以上あったらラッキー、三人以上やったら神に感謝するレベルや』
『このクラスでもそうや。この一年が終わるときに、この37人中、三割の生徒が俺をいい教師やと言うてくれたら御の字や。けどな、残りの7割を、俺は嫌いにはなりたくない。好きにはなれんかもしれん。でも苦手で止まりたい。好きになる努力をしたい』
『同じように、残り7割の連中が、"苦手やったけど、悪い教師じゃなかった"と言ってくれるような担任でありたい』
そう語っていた彼の人柄にそのとき既に魅せられていたのだろうと思う。
そのときに思ったんです。
ああ、言葉って届くんだなって。
私も誰かに届けたい、って。
そうして筆を取り出して何年経ったのか。
ちゃんと書き上げたのはこれが初めてです。
ほんの少しでも笑顔を届けられたかな。
そうだと嬉しい。
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