22〜28
無くしてしまったんだ、君への想いを全て。でもね、もういらない。君じゃない人を愛し始めた僕にもう君はいらない。
さよならは嫌だというから、またねと言った。もう会うことなんてないって、二人ともわかっていたはずなのに。
この世界で出会えたことだけでも幸せだったんだと気付いたのは、この世界に別れを告げた後だった
今持っているものを全て捨てて。それでもこの手の中に残ったものが、わたしの大切なものなの
死にたいんだ。きっと僕が死んでしまえば今以上に君を幸せに出来るって思うから。
声を上げて、涙を零しながら見たあの空は、今でもきっと同じ色をしている。違うのはそう、僕の色だ。
世界は僕が中心なんだ。だって君に心があるのかどうかなんて証明する方法はないのだから。