★宗元疑惑★

二人の後をつけていく清正

気の裏に隠れたり、
茂みに隠れたり、

時には川の中に入ったり。

それでも二人は始終楽しそうに話している。

なんだ、何を話しているんだ!?

っていうか、なんで俺
こんなつけ方してるんだ?

ベターっとされないのだからいいじゃないか。
そうだ、あいつは俺がやめろといっても
抱き付いて離れようとしない。


でも、
なんだ


胸にぽっかり穴が開いた気持がする・・・。


二人が楽しそうに話しているのをみて、

心が苦しい。





っていうか、堂々と割り込めばいいじゃないか!

そうだ、偶然通りかかったふりして
事情を聴いてやればいいじゃないか。

よし。

清正は二人の行く道の先回りをすることにした。


二人が行くのは・・・・町か。



清正、全力疾走!!!




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