→仁王の場合

「仁王ー、今日人類滅亡するらしいよ。」
「へー…」
「…午後の2時らしいよ?あと5時間しかない!」
「滅亡…隕石かなんか落ちるんか?」
「じゃなかったかな?」
「じゃあそんときは俺が守ってやるき、近くにいんしゃい。」
「えっ」
「くくっ、冗談じゃ。」
「っ、仁王なんか滅んでしまえ!」


→丸井の場合

「あっ、丸井いいところにきた!」
「あ?なんなんだよぃ。」
「さっき聞いたんだけどさ、今日人類滅亡らしいよ!」
「はぁっ!?マジかよ!」
「マヤ文明のなんたらかんたらで今日って出てるみたいだよ!」
「やめろよ…!明日は部活のあとにケーキバイキング行く予定だったのに!」
「…へぇ。そっか、私よりケーキのが大事なんだ。」
「は!?誰もんなこといってねぇだろぃ!?」
「いいよ、丸井なんか甘いものの食べ過ぎで太っちゃえばいいんだ!」
「ちょっ、おい!」
「……っていう嘘。」
「もうどこから嘘なのかわかんねぇ…。」


→柳生の場合

「柳生、ニュース見た?」
「ええ、人類滅亡のものですよね?」
「そうそう。大丈夫かなぁ、出任せだったらいいんだけど…。」
「大丈夫ですよ。そんな簡単に人類は滅亡しません。」
「そうかな…。」
「はい。だからそんな悲しそうな顔をなさらないで下さい。」
「…うんっ!ありがとう、柳生!」
「あなたの役に立てたのなら私も嬉しいですよ。」
「でも、もし本当だったら、その時は、私と一緒にいてくれる?」
「もちろんです。」


→赤也の場合

「あ、切原くん、例のお話聞きました?ニュースでやってた、」
「あ?なんかあったのか?」
「はい!なんでも今日人類が滅亡してしまうみたいで…。」
「そんなのでまかせだろ?変に信じねえ方がいいぜ。」
「う…、分かってるんですけど…」
「はぁ…じゃ、何もなかったら俺の頬にキスな。」
「え!?なんでそうなるんですか!!」
「それくらいしねぇと面白くねぇ。」
「面白い面白くないじゃないでしょう!」


→ジャッカルの場合

「ジャッカル助けて!」
「うおっ!?どうしたんだ!」
「世界滅亡とか何!知ったの今さっきなんだけど!」
「は?世界滅亡?」
「そう、世界滅亡!」
「で、どう助けて欲しいんだ?」
「私の身代わりになって!」
「お前は丸井かっ!」
「だって怖いんだもん…」
「もんとか言っても可愛くねぇよ。」
「ひどっ!」
「ま、そんときになったら助けてやるって。」
「ジャッカルのくせに生意気!」


→真田の場合

「ね、真田ー…?」
「む?なんだ。」
「今日人類が滅亡するって話、知ってる?」
「滅亡だとっ!?」
「いや、本当かどうかはわかんな―「滅亡なんぞさせんわ!」
「…はーい」


→柳の場合

「や、な、ぎー、今日じ「人類が滅亡するらしいという確率、98%」
「いつも思うけどなんでわかるのさ!」
「ふ、常にデータをとっているからな。」
「…じゃあ今も?」
「もちろんだ。」
「ごめん今後一切柳と関わらないようにする。」
「俺がより多くのお前のデータを持っていればもし滅亡しそうになったときも助けてやれるぞ?」
「はい、前言撤回します。」
「そういう確率はほぼ100%だった。」
「なんか負けた気がするよ悔しい…!」


→幸村の場合

「幸村ー、聞いた?」
「あぁ、人類滅亡の話しだろ?今はそれで話題は持ちきりみたいだね。」
「やっぱ知ってるのか。幸村は本当に滅亡すると思う?」
「俺的にはやっぱりデマじゃないかな。人は噂話とか大好きだからね。」
「だよね。私もそう思う。でも本当だったら、やだなー。」
「どうして?」
「いや、まだ死にたくないなぁと思って。やり残したこととかあるし。」
「へぇ、例えば?」
「例えばって…」
「俺への告白、とか?」
「!?(かあっ)」
「え、」
「っ、好きだ馬鹿…!」
「…俺もだよ。」
「…嘘だ。」
「本当だから。キスしたら分かってくれる?」
「分かったよごめん!」



真田短すぎワロタ/20111028


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