だからチャンスだと思った。
彼女に伝えるなら、今だ。
「虎丸くん?」
何も言わない俺を不思議に思ったのか、夕香さんは俺の名前を呼ぶ。
「好きです」
彼女が一瞬だけ驚いた表情を見せ、小さく笑った。
「虎丸くん、励ますの下手ね」
「違います。俺はずっと夕香さんを見ていました」
そう告げれば再び驚きを見せて、そして顔を赤らめる。
「本当、なの……?」
「本当です」
彼女の手を優しく握れば、ビクリと身体を震わせた。
狡い俺は、君の弱さに付け込んで想いを告げて。
「答えはいつでも良いので」なんて言って、彼女が俺に傾く様に仕向けるんだ。
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わけがわからないまま終わりました。締め方がわかりませんorz
とりあえず虎夕が書きたくて、そしたらこんなことに。三角というか四角関係ですかね?おいしいです。
読んでくださり有難うございました。
2012/04/08
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