だからチャンスだと思った。


彼女に伝えるなら、今だ。



「虎丸くん?」



何も言わない俺を不思議に思ったのか、夕香さんは俺の名前を呼ぶ。



「好きです」



彼女が一瞬だけ驚いた表情を見せ、小さく笑った。


「虎丸くん、励ますの下手ね」


「違います。俺はずっと夕香さんを見ていました」



そう告げれば再び驚きを見せて、そして顔を赤らめる。


「本当、なの……?」


「本当です」



彼女の手を優しく握れば、ビクリと身体を震わせた。



狡い俺は、君の弱さに付け込んで想いを告げて。


「答えはいつでも良いので」なんて言って、彼女が俺に傾く様に仕向けるんだ。




**********
わけがわからないまま終わりました。締め方がわかりませんorz

とりあえず虎夕が書きたくて、そしたらこんなことに。三角というか四角関係ですかね?おいしいです。

読んでくださり有難うございました。


2012/04/08


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